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【2022年最新】韓国3大芸能事務所とは?時価総額・売上高ランキングは?

韓国三大芸能事務所とは?アイキャッチ

 韓国で3大芸能事務所と呼ばれているエンタメ企業はどこか知っていますか?

 それは、SMエンターテインメント、JYPエンターテインメント、YGエンターテインメントの3社です。BTS(防弾少年団)の人気やジャスティン・ビーバー、アリアナグランデが所属するイサカ・ホールディングスの買収で名前をよく聞くHYBEは韓国3大芸能事務所に入らないのと思った方もいると思います。HYBEは2005年に設立され比較的歴史が浅いことからこの3大芸能事務所には分類されてはいませんが、それに匹敵する勢いがあることは確かです。

 この記事では、その韓国3大芸能事務所とされている各社についての解説と、HYBEも含めた時価総額や売上高等の比較をしてきますので、ぜひ最後まで読んでみてください!

本記事では1KRWあたり0.1円計算で日本円換算しています。

目次

韓国三大芸能事務所1:SMエンターテインメント

Screenshot of www.smtown.com

引用元:SMエンターテインメントホームページ

存在感の大きさから”SM帝国”の異名、韓国最大手芸能事務所

 SMエンターテイメント(英語:SM Entertainment Co.、Ltd.)は、韓国の芸能企画会社。本社はソウル特別市 江南区 狎鴎亭路423(狎鴎亭洞)にある。言論統廃合を機に芸能界に見切りをつけアメリカへ留学した元歌手で司会者のイ・スマンが、現地でのMTV人気に感化されて音楽プロデューサーへの転身を決意し、帰国後の1989年に前身となる「SM企画」を立上げ。1995年には株式会社として法人登記。

 1990年代後半、組織的かつ戦略的なアイドル歌手の発掘・育成・宣伝体制を確立し、未成熟であった韓国のティーンエイジャー向け音楽市場を開拓。エイベックスを手本にエンターテインメント関連企業として初めてKOSDAQに上場した2000年以降は、上場により得た信用力と巨額な資金をもとに事業を拡大させ急成長した。当時の韓国では、画期的であったこれらの手法は次第に業界内に浸透し、韓国におけるポピュラー音楽の商業化やエンターテインメント界の産業化に大きな役割を果たした。所属芸能人は、BoA、東方神起、SUPER JUNIOR、少女時代、SHINee、EXO、Red Velvet、NCT、SuperM、aespaなど

 2018年には韓国の俳優ペ・ヨンジュン氏が筆頭株主だったコスダック(新興企業向け市場)上場企業の芸能事務所キーイーストを傘下に加えたことでも話題になった。元々、SMグループには人気俳優が多数在籍していたが、キーイーストは“俳優名家”と言われ多数の人気俳優を育て上げることに定評がある事務所で有力俳優が多数所属していた。

参考記事:[韓流]ペ・ヨンジュン 芸能事務所株をSMに売却し同社株取得へ

韓国三大芸能事務所2:JYPエンターテインメント

Screenshot of www.jype.com

引用元:JYPエンターテインメントホームページ

J.Y. Parkが作り上げたガールズグループの名家

 JYPエンターテイメントは韓国の総合エンターテイメント会社。会社名は創立者であるパク・ジニョンの英文名イニシャル(Jin-Young Park)から取っている。1997年4月25日に「テホン企画」を設立。2001年4月に「JYPエンターテインメント」に社名変更。同年8月にKOSDAQへ上場。本社はソウル特別市 江東区江東大路205(城内洞)にあり、所属芸能人は、2PM、バーナードバク、DAY6、TWICE、ストレイキッズ、ITZY、NIZIU、Xdinary Heroes、NMIXXなどで、女性アイドルグループのプロデュースに定評があることからガールズグループの名家と言われる。日本においてはNiziUが所属する事務所として知られる。

参考記事:NiziUは第3段階 芸能事務所JYPの活動プランを読み解く

韓国三大芸能事務所3:YGエンターテインメント

Screenshot of www.ygfamily.com

引用元:YGエンターテインメントホームページ

 YGエンターテインメント(英語: YG Entertainment、韓国: YG 엔터테인먼트)は、韓国の芸能プロダクション。1996年に歌手のヤン・ヒョンソク(梁玄錫)によって、「ヒョン企画」として設立された。2011年11月23日にはKOSDAQへ上場。アーティストの自主性を重んじる社風で、2012年に江南スタイルで世界的に知られたPSYに代表されるように、多くのアーティストが自ら楽曲やパフォーマンスのプロデュースを行う。代表的な所属アーティストとしては、日本を始め海外市場でも成功したBIGBANG・2NE1・WINNER・iKON・BLACKPINKなどが挙げられる。また、チェ・ジウやカン・ドンウォンなど海外で広く知られる有名俳優も多数所属する。

その他の有名芸能事務所:HYBE

Screenshot of hybecorp.com

引用元:HYBEホームページ

 HYBEは、BTS(防弾少年団)が所属するBIGHIT MUSIC(旧 Big Hit Entertainment)やジャスティン・ビーバー、アリアナグランデが所属するイサカ・ホールディングスなどの芸能事務所を傘下に置く韓国エンタメ企業です。このHYBEはJYPエンターテインメントで5人組男性アイドルグループ『god』をヒットさせたプロデューサー(作曲、編曲も行う)パン・シヒョクによって2005年に設立され、その時の社名はBig Hit Entertainment。2020年10月15日、韓国取引所で新規株式公開(IPO)を実施、今では時価総額は1兆円を超える韓国を代表する企業になっています。

韓国芸能事務所ランキング

 韓国三大芸能事務所(+HYBE)は全て株式上場を果たしているので、時価総額、売上高、営業利益を比べることが出来ます。この3点に加えてブランド価値を含めて比較してみます。

韓国芸能事務所ランキング(時価総額)

韓国芸能事務所の時価総額ランキング

 時価総額ランキングの第1位は1.624兆KRW(約1624億円)でSMエンターテインメント、第2位は1.581兆KRW(約1581億円)でJYPエンターテインメント、第3位は0.908兆KRW(約908億円)でYGエンターテインメントという結果でした。但し、HYBEの時価総額はこの3社の時価総額を合計した金額を遥かに上回る11.558兆KRW(約1兆1558億円)となっています。

韓国3大芸能事務所とHYBEとの時価総額比較

韓国芸能事務所ランキング(売上高)

 売上高ランキングの第1位は5798億KRW(約579億円)でSMエンターテインメント、第2位は2552億KRW(約255億円)でYGエンターテインメント、第3位は1443億KRW(約144億円)で JYPエンターテインメントという結果でした。

韓国芸能事務所ランキング(営業利益)

韓国3大芸能事務所の営業利益ランキング

 営業利益ランキングの第1位は441億KRW(約44億円)でJYPエンターテインメント、第2位は91億KRW(約9億円)でYGエンターテインメント、第3位は▲151億KRW(約▲15億円)でSMエンターテインメントという結果でした。

 このように依然として韓国においてこの韓国三大芸能事務所の影響力は大きく、その中でもSMエンターテインメントは最大手芸能事務所として抜群の知名度を誇ります。しかしながら、直近でのHYBEの勢いが凄まじいものがあり、これら三大芸能事務所に匹敵し、超えるほどの勢いがあるとともに時価総額の観点では圧倒しているとさえいえます。

 最大手であるSMエンターテインメントでは創業者が保有する株式を、韓国国民の9割以上が使っている、スマートフォンメッセンジャーアプリのカカオトークや、韓国第2位のポータルサイトDaumを所有しているカカオグループやMnetやtvNで今最も勢いのあるCJG、そしてHYBEが取得するのではないかという報道もなされており、韓国エンタメ企業の動向には目が離せない状況です。

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この記事を書いた人

中国在住のビジネスパーソンや中国人などの複数名で中国に関する有益な情報を丁寧に解説します。

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