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中国ベンチャーキャピタル業界の女王、徐新(キャピタルトゥデイ創業者)の投資ポリシーとは?

キャピタルトゥデイ社のアイキャッチ

  徐新(Xu Xin)は、「ベンチャーキャピタルの女王」として知られており、独立系プライベート・エクイティ・ファームであるキャピタルトゥデイ(今日資本,Capital Today)の創業者です。徐新曰く、起業家をどう判断するかの最終ジャッジは職人的なものであるようですが、彼女はどのようにして起業家を選んでいるのでしょうか?そして、彼女はキャストの前後に何に注意を払うのでしょうか?この辺りについて、徐新の考えを紹介します。

目次

徐新が『投資する3つの起業家タイプ』と『投資しない3つのリスク』

徐新が投資する3つの起業家タイプ
  1. 多国籍企業の上級管理職
  2. 優秀な帰国者
  3. 地元の起業家

 長年の投資の結果、私の投資の対象は大きく3つのタイプに分けられると結論付けました。1つは多国籍企業の上級管理職、2つ目は帰国者です。3番目のカテゴリーは地元の起業家です。



①多国籍企業の上級管理職
 一つ目は、多国籍企業の上級管理職が出てきて起業するというもので、明らかな長所と短所があります。大企業での研修を受け、しっかりとした組織システムの元で企業文化でキャリアを築いてきたので、ビジネスパーソンとしてレベルが非常に高いです。これが彼らの強みです。

 このタイプの人々の欠点は、

 まず第一に、CXOクラスかに関わらず、ストラテジストというよりもエグゼキューターであることが多いです。戦略はグローバル本社が決めるので、戦略を描く人ではなく、決められた戦略を実行していく人と言えるでしょう。良い戦略があればしっかり実行することができるのですが、。そして、やってきた職種は販売と管理に偏りがあります。

 そして第二に、多国籍企業における上級管理職の給料が高すぎることです。基本的に、彼らの給与は比較的高く、このような生活に慣れています。彼らがビジネスを始めて高給を得ると、社内の他の人々はまた、上司をフォローすると、会社全体の運営費が非常に高くなります。大企業の社長にとっては、初めての起業に投資するのではなく、授業料を先に支払わせるべきであり、授業料を支払った後も起業したいのであれば、この人は起業家精神を持っているということです。流れるので、彼は投資することができます。

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この記事を書いた人

中国在住のビジネスパーソンや中国人などの複数名で中国に関する有益な情報を丁寧に解説します。

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